SDGs 用語集

SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。

アルファベット・その他

「き」の用語一覧

気体燃料

ガス燃料とも呼ばれる、常温。常圧下で気体状の燃料のこと。水素、一酸化炭素やメタン、ブタン、エタン、プロパンなどの炭化水素から構成されている。天然ガス、液化石油ガス、都市ガス、油分解ガスなどの分類がある。環境に優しい反面事故リスクの高さ、運搬が難しいなどの特徴を持つ。

気候難民

気候変動による干ばつや気象災害によって避難を余儀なくされる人々のこと。食料難、水不足、海面上昇により貧困国や元々リスクの高い地域に居住する人々が主に該当する。既に3000万人存在するとされ、2050年には2億人に膨らむと予想されている。国際的な人権保護対象として近年認識され始め取り組みが始まっている。

ギフテッド

平均より飛びぬけて高い記憶力や学習知能があることや運動、芸術などの才能を持つ子どものこと。同年代の子どもと同様の学習環境に置かれることで知能面や人間関係において問題が生じやすい点が教育上の課題であり、個々に合わせた支援が必要とされる。発達障害の特性を併せ持つ場合もある。

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きょうだい児

兄弟姉妹に重度の心身の障がいや病気を抱える子どもがいる人のこと。幼少の頃から親に代わりヤングケアラーとなったり成人後も面倒や自身の婚姻への影響など生涯にわたり問題が発生する。心身のストレスを抱えたり、自身よりきょうだいの人生が優先されやすいことなどの課題がある。

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気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)

気候変動に悪影響を及ぼす温室効果ガス濃度を安定化することを目的とした国際的な枠組みを定めた条約。全締結国に計画案の作成及び定期的な更新が、先進国にはけん引役として政策措置や途上国への資金供与、技術移転が義務つけられている。

教育格差

生まれ育った家庭環境、性別、社会背景などが原因による最終学歴の格差のこと。教育機会の差により本人の意思や能力とは関係なく学歴や収入の格差、職業選択などの機会損失につながることが問題とされている。国内では学校間格差や学歴格差が、世界では紛争や自然災害、性別など理由とした教育格差が顕在化している。

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気候変動

地球上の大気を構成する気温や降水量、気温などが変化すること。人間や動植物に多くの悪影響がもたされるため問題とされている。具体的には気温上昇、森林火災の増加、海面上昇などが挙げられる。
地球の周期など自然的要因によるものと二酸化炭素の排出など人間の経済活動が要因となる2つに分類される。

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強制労働

労働者の意志によるものではなく、他者に強要されて行う労働のこと。国際労働機関(ILO)の強制労働条約2条では「ある者が処罰の脅威の下に強要され、かつ、右の者が自ら任意に申し出たものではない一切の労務」と定義づけられている。処罰としては、監禁や暴力による威嚇やその行使、労働者の自由な移動に制限を設けており、脅威とは家族への脅迫、賃金の留保や不払い、債務返済などが挙げられる。

飢餓

長期間食べ物を食べることができず、栄養不足や健康維持、社会的生活が困難な状態のことを指す。飢餓状態にある人の多くは発展途上国の農村部などに住む人たちである。飢餓の原因は自然災害・紛争・貧困などがあげられる。

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