SDGs 用語集

SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。

アルファベット・その他

「し」の用語一覧

ジェンダーギャップ指数

世界経済フォーラム(WEF)が毎年公開する男女格差の度合いを経済・教育・政治参加や教育水準などの項目から数値化したもの。男女平等ランキングとも呼ばれ、各国の男女格差を解消していくことを目的としており、国際的に見て日本は特に経済・政治分野において改善が求められている。

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ジニ係数

所得や資産の不平等や所得配分の格差を計り消費調査や生活調査のデータに使われる指標。0から1で表され1に近づくはど所得格差が大きい状態となる。国家の社会指標として用いられることもあり日本は先進国の中でもジニ係数が大きい。所得再分配や相対的貧困の対策による解決が求められている。

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FSC(森林管理協議会)

Forest Stewardship Council(森林管理協議会)の略称。責任ある森林管理を普及させるために設立された国際的な非営利団体のこと。環境保全団体や林業者、民間企業などから構成されている。FSCでは森林保全と持続可能な利用など、適切な森林管理ができているかを認証するFSC認証制度を運営している。

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少子高齢化

少子化と高齢化を合わせた言葉であり、具体的にはある国や地域を対象としたとき15歳未満の数が減少し、65歳以上の割合が高まること。
出生率が低下し子どもが減る一方、高齢者の平均寿命が伸び人口が増加していることに起因する。
人口バランスが逆三角形となることで経済停滞、地方の過疎化、国際競争力低下などが社会問題となっている。

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循環型社会

廃棄物を効率的に利用することで新たな資源の消費量を抑えながら持続可能な形で循環されている社会のこと。
リデュース、リユース、リサイクルの3Rを基本に環境負荷を低減することを目的とし、従来の大量生産・大量消費・大量廃棄のサイクルからの脱却を目指す。

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CSV

共通価値の創造(Creating Shared Value)の略称で、ハーバード大学教授マイケル・ポーター氏が提唱した考え方。各企業がビジネスを通して社会課題の解決に対応することで「社会価値」「経済価値」も生み出す方法である。

所得成長率

所得増加率とも呼ばれ、実質国民総所得(GNI)の年間、年度などの成長率を表す数値。対前年比などと比較して用いられることもある。実質国民総所得(GNI)が実質国内総生産(GDP)成長率を上回る状態になると、経済成長の伸び率を国民所得が上回ったことを意味する。

児童兵士

18歳未満の少年・少女の兵士のことで、子ども兵などとも呼ばれる。誘拐など強制的な徴兵や本人の意思による参加などのきっかけがある。
2000年に定められた子どもの権利条約の選択議定書では、軍及び武装グループはいかなる状況においても、18 歳未満の戦闘などへ参加させることを禁止している。

食糧安全保障

全ての人が活動的で健康的な生活を送るために必要な食事や嗜好を満たす十分で安全かつ栄養価に富む食事を常に入手できる状態であるときに達成される状況のことであり、その状況を保障していくことを規定したもの。

人身売買

人間をモノと同じように売買するということ。弱い立場にある人々の搾取を目的として、暴力や脅迫などの手段を用いて強制労働・性的搾取が行われる。その他にも偽装結婚・ポルノ制作・臓器売買などを目的にすることがある。人身売買は水面下で行われることが多いため、正確な人身売買の犠牲者の人数は把握できていない。女性・子どもが対象になるケースが多い。

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新生児死亡率

乳児死亡率は生後28日以内に死亡した子どもの数をあらわした割合のこと。1,000人あたりの死亡数で表す。死亡原因は先天奇形、染色体異常、敗血症、感染症などがあげられる。医療の発達や衛生管理が万全ではない国や地域では、新生児死亡率が高くなる。

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